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ヒーター水漏れ修理(2023/3/20-27) [冷却系]

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冷却水が減る原因が、ヒーターユニットからの漏れと分かったので修理した記録です。
本来なら真っ先にチェックすべきところだが、万一の場合の対策が大仕事になるのが判っていたので、無意識のうち、敢えてチェックを避けていたのかも知れない。(笑)

1,不具合現象
リザーバータンク水位が徐々に下がるのが気になり、色々調べてみたがエンジンルーム内にはそれらしい場所が見当たらず、エンジン内部のトラブルも頭をよぎったが、オイルの白濁も無く原因不明でモヤモヤした気持ちが続いていた。
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そんな折、床マットの汚れを掃除しようと取り外してビックリ。床がクーラントでビショビショになっていた。
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漏れ場所はヒーターユニットの開閉バルブ付近なのは判ったが、修理するにはユニットを取り出す必要がありそうなのも分かった。
写真はクーラントを拭き取った後なので分り難いが、本体に痕跡が残っているのが判る。
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ちなみにヒーターユニットはこんなもの。(ネットで見つけた参考図)
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2,暫定対策
取敢えずの急場しのぎとして、ヒーター配管の途中にメクラキャップを設置した。
(これから春になるのでヒーターが利かなくても大丈夫との判断。)
フィード側。
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リターン側。
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3,恒久対策
ところが、翌朝のゴルフ行の際、この季節でもヒーターが全く効かないと厳しいことを実感。
ユニットを取り外す手順を調査中に、偶然コントロールバルブの単品図を見つけた。
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これを見るとヒーターユニットASSYを取り出さなくても、バルブを分解できるのが分かったので、知恵の輪的な構造に苦労しながらも取り外したのが以下の写真。
案の定、Oリングがカチカチに硬化していた。
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手持ちのOリングの中に使えそうなもの(締め代=0.3mm)が有ったので、これを組み付けて
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漏れ確認したところGOOD。
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4,仕上げ
折角の機会なので、ボロボロになっていた遮音スポンジの代わりに、建材用断熱材を設置して
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フロアーカーペットとマットを復元して完成。
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<所感>
この不具合対策を業者に依頼したら、恐らく2桁万円は下らないだろうし、最悪の場合、対応してくれるところが無いかも!
旧車に乗り続けるのは大変だが楽しみでもある。

以上。





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サンルーフ渋りの原因&対策(2023/3/12-13) [外装関係]

前回からの続き。作動渋り原因究明とと対策の記録です。

1,可動部の構成
車体側のガイドレールを下記構成のスライダーが前後する仕組みなのは判明した。
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開き始めのチルトダウン、閉じ最後のチルトアップを担当するのが以下の構成品。
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2,渋り原因究明&対策
最小限のスライダーのみを仮組して作動確認した結果はNG。
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極端に動きが悪くなるポジションを重点チェックした結果、強い当たり痕を発見。
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前々回の調査ではルーフの下に隠れていて発見できなかった所。
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原因は樹脂製スライダーの摩耗かヘタリにより、金属部分の逃げ不足が発生し、本体に直接擦れていた為と判明した。
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明らかな摩耗が確認できる程なので動き憎いのも当然か!
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本来の対策は部品交換だが、供給があるとも思えないので、当たり発生部を研削することで対策した。
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3,再組立て
この際なのでスライドルーフの錆止めを実施して、
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代用品でシールゴムを作成し
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遮音、遮熱用シートを貼り付けて
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本体に装着して完成。
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4,作動確認
開閉速度は遅いが途中での引っ掛かり感は解消した。
この車両はパワーウインドウの昇降速度もこの程度なので、当時の実力なのかも!



5,天窓からの眺め
翌日から連泊ゴルフがあったので、途中ベイブリッジの支柱を見上げてみた。

帰路は「要人来日対応」で渋滞中の首都高向島線からスカイツリーを撮ってみた。
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<所感>
フルオープンでの走行は爽快感はあるものの、スピードが上がると風の巻き込み騒音が酷くなるので、実用的には50km/h程度が限界かも。
装備品が正常に作動するようになった満足感はある。・・・が、出番は殆ど無さそうである。

以上。

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サンルーフ分解(2023/3/10) [外装関係]

開閉時の渋りが完治せず落ち着かないので、原因究明のための分解に踏み切った記録です。
マニュアルも何も無いが、構造を妄想しながらの作業です(笑)

1,スライドルーフ内張り取外し。
案の定、クリップ止めだったが、驚いたのは今時の樹脂製ではなくて立派な金属製だったこと。
なので割れることも無く再利用できたのは有難い。
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2,内部の構成
ネットで調べた今時の構造のものと違い、センターにある金属棒で開閉作動をさせていた。
前報の駆動モーター整備時点である程度は予想していたが・・・!
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3,ルーフの取外し
この段階ではチルト機構などの詳細は解読できて無いが、現状回復用の記録写真を残しながら、構成部品を外し、
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ついに取外しに成功したものの、前オーナーが全塗装した際には、サンルーフの脱着をサボったみたいで見えないところは錆だらけだった。しかし、これが作動渋りの原因とは思えない。
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4,スライド機構の調査
埃とグリースで固着寸前の部品を洗浄して構造確認に移ることにした。
この固いグリースも開閉渋りの一因とは思うが主因では無さそうである。
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続く。

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サンルーフ調整(2023/3/3-8) [外装関係]

ひょんなことから始まったサンルーフの調整?修理?の記録です。

「これ何の装置か分かる人が居たら教えて下さい」とFacebookのW111サイトに投稿したのが事の始まりでした。
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即レスポンスがあり
「電動サンルーフのモーターです」 とのこと。
なので早々に確認してみた、が、どこかが固着?していて少ししか動かない。


愛車のサンルーフは元来動きが渋くて、無理をするとモーターの焼き付きやワイヤー折損などになりそうと思い、ここ数年は使用を止めていた経緯あり。

モーターは屋根裏に在るものと思い込んでいて、修理は諦めていたが、まさかこんな場所に在ったとは!!!
(ちなみに手持ちのサービスマニュアルやパーツリストにはサンルーフに関する情報が記載無し)

1,分解
正体が判れば躊躇することなく分解できる。
そもそも駆動モーターがモーターらしからぬ形状(四角い箱)をしていたため、何かの電装部品かと思い手出しせずにいた。
結果は以下の通りだが、ギヤボックスとワイヤー?駆動の仕組みがこんなことに成っているとは想定もしてもいなかった。
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2,構造確認
分かったのは、天井への駆動力伝達はワイヤー巻き取りではなく、「ラック&ピニオン」であること、過負荷対策としてクラッチ機構を内蔵しているため、多少無理を掛けても各部の破損は避けられることが判明したのは今後の改善策検討の大きな糧になった。

1)見た目は普通の部品構成。
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2)過負荷対策のクラッチ機構
矢印部のクラッチの圧着力をシャフトのネジ締付け加減で設定することにより滑り出しトルクを調整できるみたいである。
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3,再組立て
仕組みが分かったので洗浄、塗装、グリスアップして組上げるのは心弾む作業である。
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再塗装した取り付けブラケットと四角い形状のモーターユニット。
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組付け完了。
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4,サンルーフの開閉確認
開閉スイッチを押し続けても、何処かしらが破損することは無さそうとの確信が持てたので、作動途中で動きが渋くなったところでは腕力で補助することで全開達成。
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渋り要因調査中に発見したのが、この強い当たり跡。
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当該部をリューターで研磨してみた。
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作動確認の結果、モーターだけで開閉可能になったものの、途中での渋りは未だ残ったまま。


<所感>
これ以上の改善のためには吊り天井を剥がすことが必要になるが、DIYの範疇を超えそうなので、これで手打ちにした。
これからの季節、ルーフ全開でのドライブが楽しみである。

以上。

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