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ラジエーター交換(2022/2/26-27) [冷却系]

昨夏、真夏を前に冷却能力不足を少しでも改善しようと、気休めとは思いつつもラジエーター内部洗浄を実施した。そこから始まった冷却系トラブルは、ついにラジエーター交換となったので記録する。

1,調達品
純正品は高価なのと、当時の設計品では性能向上も期待できないので、eBayで見つけたアルミ製互換品を入手した。
恐らくコア部分は最近車両の量産品流用だと思うので、冷却性能は30%程度の向上が期待できそうであると判断。ただ出荷元が中国なのと、タンク部は手作業溶接によるワンオフ品に見えるのでリーク等の品質が心配だったが意を決して発注した。

届いたのはこれで、多少のフィン潰れは有ったが、こんなものだろうとチェックしていたら・・・
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出口パイプの潰れを発見。
輸送中のトラブルに会ったものとは思うが、梱包はしっかりしていたので売主にクレームを付ける気にもならなかったので修正して使用することにした。
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手持ち工具で何とか修正したのが下の写真。
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2,交換作業
何事も無ければ半日仕事と踏んで着手したが、やはり甘かった。

1)現状品取り外し
この過程で僅かな漏れ部分の痕跡が見つかった。この程度なら修理も簡単だが、今回は冷却性能向上が目的なので特段の想いは無し。
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2)新旧比較
外観を見る限り互換性に問題は無さそうである。
重量は未測定だが、持った感触では半分以下という感じである。
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3)トラブル発生
この車両はラジエーターの横に空冷オイルクーラーが装着されていて、両方を組上げてから車両に装着する構造なのだが、その合わせ部の寸法が6mm程度アンマッチなのを発見。
(まさかこんな所でつまづくとは・・・! 流石、中国製!。 唖然!!!)
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幸いオイルクーラーは軟鉄製で修正加工に耐えられそうと判断し、現物合わせで何とか改修。
この時点で夕方5時。錆止め塗装の乾燥もあるので本日の作業は終了とした。
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4)実車組み込み
Sub Assyして
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実車組み込みしてみたら、やはり多少の歪みが見られたが実害無しと判断し作業継続。
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3,LLC充填
何時ものことだがこの車のエア抜きは最悪で、規定量に対し3リッター位余した時点で注水口から溢れてくる。仕方ないのでエアレギュレーター用の温水配管を外してエア抜きを実施。
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4,作業完了
何だかんだで、完成検査と後片付けが終わったのは5時近かった。
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<所感>
今夏はクーラーを切らずに快適なドライブが出来そうである。
毎度のことだがトラブル対策の都度、愛着が増すのが旧車の良いところだと思う。

以上。

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マフラー穴修理(2022/2/25) [排気系]

最近、トンネル内での排気音が気になっていたので、チェックしたらマフラーにかなり大きな穴開きを発見。この車の排気系はエキマニ接合部からテールパイプまで一体型なので、マフラーだけ交換ともいかず、修理したので記録する。

1,不具合状況
外部の汚れを落としていったら、穴がどんどん大きくなりこんな感じになった。
中から出てきたのはグラスウールでは無くボロボロになったアスベストの様である。
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2,パテ盛
取敢えず説明書通り、付属のセラミッククロスを当てて補修したが、一回の走行で破れてしまった。
最近の10℃以下の外気温では24時間放置でも初期硬化が不十分だったと思われる。
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3,SUS板で補強
それならばという事で、SUS製のパッチ板を造って貼り付けてみた。
出来ればブラインドリベットを打ちたかったが、丁度良いサイズが手元に無かったので見送った。
(恐らくマフラー外板も内部錆で薄くなっていると思うので、余計な穴加工を避ける意味も有り)
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4,熱硬化促進
前回の反省を踏まえ、ヒーターを数時間当てて初期硬化促進策を講じた。
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もしこれでダメだったら、外周を丸ごと包む対策を行う予定。

以上。

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シートベルト変更(2022/2/5) [内装関係]

数年振りにe-Bayを検索していて、これ迄は調達を諦めていた色々なものを見つけた。
前回記録した「スピードメーターパネル」に続き「シートベルト」を交換したので記録する。

1,背景
17年前にベース車両を入手したときは固定式3点保持ベルトが装着されていたが、体を完全に固定されてしまうため、各スイッチ類操作には非常に不便だった。
対策として国産車のリトラクタブル品を流用改造して装着していたが、長年の使用で不具合が出てきたので対策を考えていたところ、当該車用のセット品を見つけたので即発注していた。

2,現状
キャッチャーの長さが合うものが見つからず、締結部分はオリジナルの固定式用に付け替えていた為、長年の使用で傷みが出ていた。

1)外観
これは助手席側で使用頻度が少ないため未だ不都合は発生していない。
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2)レストア中の記録写真。
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3)キャッチャーの長い首。
流石にこれに相当するものは、当時は見つからなかった。
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4)擦り傷が酷くなったベルト。
本来ベルト上を動かす必要のない金属製バックルなので、長年の使用でこんな具合になってしまった。
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3,調達品
e-Bayで見つけたのがこれ。
この出品者は各車両メーカーの旧車用を多数出品していたので、リスクが少ないと判断して調達した。
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4,交換作業
内装を取り外すのが面倒だったので、今回はこんな感じで装着した。
もう少し暖かくなって、気が向いたらやり直すつもりだが、恐らくその時は来ないような気がしている。
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5,新旧比較
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<所感>
ドイツには、このようなニッチ商売が成り立つ土壌があること、且つ、それを入手できるようになった、ここ十年位のネットマーケットの充実には驚くばかりである。

以上。

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