ファンカップリング交換(2024/1/29) [冷却系]
<前報からの続き>
調査の結果、異音発生源はファンカップリングの劣化であることが特定できた。
以下、経緯と交換記録です。
1,経緯
・エンジンが壊れそうな異音に焦って一旦はエンジン停止させたが、そのままでは先に進めないので再始動して思い当たるところに聴診器を当てて発生源を探した。
・一番怪しいDIST周りを含め、丹念に探したが異常部位が見つからない。
・そのうちに音量が少しづつだが小さくなっていることに気が付いた。
・要因としての最大の変化点は暖機が進んで水温が上昇したこと。
・この段階でファンカップリングを疑ったが、回転する部位に聴診器は当てられない。
・現物を触診すると、若干ではあるが軸方向のガタが確認できたものの確信が持てない。
・思案結果、ドライヤーで温めて固めた状態で確認したら異音が無くなり犯人特定に至った。
2,部品調達
純正部品をメインに扱う業者に見積依頼したら、定価19.2万円での設定があるが供給終了とのこと。
代替品を探した結果、後継車種用のアフターマーケット品が使えることが分かったので早々に発注した。価格は14,180円。あまりの差にビックリしたが旧車乗りには有難い。
現物は以下の通り。
不具合品と比較したが適合には問題なさそう。
3,実車装着
無事完成。異音発生も無くなった。
再生できない場合、ダウンロードは🎥こちら
=所感=
旧車の場合「不具合発生のタイミングが悪いと対策までに遠回りすることになる」ことを思い知った。
前回のBATT交換、今回のカップリング交換共に、直前に実施していたメンテナンスが要因かも知れないとの思い込みがバイアスになって邪魔をするのだ。・・・・・反省!
以上。
調査の結果、異音発生源はファンカップリングの劣化であることが特定できた。
以下、経緯と交換記録です。
1,経緯
・エンジンが壊れそうな異音に焦って一旦はエンジン停止させたが、そのままでは先に進めないので再始動して思い当たるところに聴診器を当てて発生源を探した。
・一番怪しいDIST周りを含め、丹念に探したが異常部位が見つからない。
・そのうちに音量が少しづつだが小さくなっていることに気が付いた。
・要因としての最大の変化点は暖機が進んで水温が上昇したこと。
・この段階でファンカップリングを疑ったが、回転する部位に聴診器は当てられない。
・現物を触診すると、若干ではあるが軸方向のガタが確認できたものの確信が持てない。
・思案結果、ドライヤーで温めて固めた状態で確認したら異音が無くなり犯人特定に至った。
2,部品調達
純正部品をメインに扱う業者に見積依頼したら、定価19.2万円での設定があるが供給終了とのこと。
代替品を探した結果、後継車種用のアフターマーケット品が使えることが分かったので早々に発注した。価格は14,180円。あまりの差にビックリしたが旧車乗りには有難い。
現物は以下の通り。
不具合品と比較したが適合には問題なさそう。
3,実車装着
無事完成。異音発生も無くなった。
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=所感=
旧車の場合「不具合発生のタイミングが悪いと対策までに遠回りすることになる」ことを思い知った。
前回のBATT交換、今回のカップリング交換共に、直前に実施していたメンテナンスが要因かも知れないとの思い込みがバイアスになって邪魔をするのだ。・・・・・反省!
以上。
ヒーター水漏れ修理(2023/3/20-27) [冷却系]
冷却水が減る原因が、ヒーターユニットからの漏れと分かったので修理した記録です。
本来なら真っ先にチェックすべきところだが、万一の場合の対策が大仕事になるのが判っていたので、無意識のうち、敢えてチェックを避けていたのかも知れない。(笑)
1,不具合現象
リザーバータンク水位が徐々に下がるのが気になり、色々調べてみたがエンジンルーム内にはそれらしい場所が見当たらず、エンジン内部のトラブルも頭をよぎったが、オイルの白濁も無く原因不明でモヤモヤした気持ちが続いていた。
そんな折、床マットの汚れを掃除しようと取り外してビックリ。床がクーラントでビショビショになっていた。
漏れ場所はヒーターユニットの開閉バルブ付近なのは判ったが、修理するにはユニットを取り出す必要がありそうなのも分かった。
写真はクーラントを拭き取った後なので分り難いが、本体に痕跡が残っているのが判る。
ちなみにヒーターユニットはこんなもの。(ネットで見つけた参考図)
2,暫定対策
取敢えずの急場しのぎとして、ヒーター配管の途中にメクラキャップを設置した。
(これから春になるのでヒーターが利かなくても大丈夫との判断。)
フィード側。
リターン側。
3,恒久対策
ところが、翌朝のゴルフ行の際、この季節でもヒーターが全く効かないと厳しいことを実感。
ユニットを取り外す手順を調査中に、偶然コントロールバルブの単品図を見つけた。
これを見るとヒーターユニットASSYを取り出さなくても、バルブを分解できるのが分かったので、知恵の輪的な構造に苦労しながらも取り外したのが以下の写真。
案の定、Oリングがカチカチに硬化していた。
手持ちのOリングの中に使えそうなもの(締め代=0.3mm)が有ったので、これを組み付けて
漏れ確認したところGOOD。
4,仕上げ
折角の機会なので、ボロボロになっていた遮音スポンジの代わりに、建材用断熱材を設置して
フロアーカーペットとマットを復元して完成。
<所感>
この不具合対策を業者に依頼したら、恐らく2桁万円は下らないだろうし、最悪の場合、対応してくれるところが無いかも!
旧車に乗り続けるのは大変だが楽しみでもある。
以上。
ファンシュラウド修正(2022/8/22) [冷却系]
先日、W124用を流用設定したファンシュラウドの効果が今一のため改修したので記録する。
1,改修内容
シュラウドが深過ぎて、ファンブレード先端から周方向に吹き飛ばされる空気がシュラウド内で循環し、ラジエーターを通過する空気が十分に流入しないのが原因と推定される。
対策としてシュラウドを20mm程度浅くすることにした。
エアソーでカットするとペラペラになってしまった。
・・・が、ラジエーター本体に取り付けてシーラントを塗布すると、問題なく使用できそうである。
不具合い要因だったファンブレードとの前後位置関係も本来の位置になった。
2,効果確認
クーラーコンプレッサーを作動させた状態で確認した結果、ファンの作動は干渉も無く問題なし。
再生できない場合、ダウンロードは🎥こちら
車両前方からの空気流も格段に増加した。
再生できない場合、ダウンロードは🎥こちら
結果、この状態でアイドル放置しても水温上昇は適正レベルに留まっている。
3,所感
これで電動ファンを作動させる機会が大幅に減り、BATT上がりの心配もほぼ無くなった。
今夏の猛暑はもう少し続きそうだが快適に乗れそうである。
以上。
1,改修内容
シュラウドが深過ぎて、ファンブレード先端から周方向に吹き飛ばされる空気がシュラウド内で循環し、ラジエーターを通過する空気が十分に流入しないのが原因と推定される。
対策としてシュラウドを20mm程度浅くすることにした。
エアソーでカットするとペラペラになってしまった。
・・・が、ラジエーター本体に取り付けてシーラントを塗布すると、問題なく使用できそうである。
不具合い要因だったファンブレードとの前後位置関係も本来の位置になった。
2,効果確認
クーラーコンプレッサーを作動させた状態で確認した結果、ファンの作動は干渉も無く問題なし。
再生できない場合、ダウンロードは🎥こちら
車両前方からの空気流も格段に増加した。
再生できない場合、ダウンロードは🎥こちら
結果、この状態でアイドル放置しても水温上昇は適正レベルに留まっている。
3,所感
これで電動ファンを作動させる機会が大幅に減り、BATT上がりの心配もほぼ無くなった。
今夏の猛暑はもう少し続きそうだが快適に乗れそうである。
以上。
ファンシュラウド追加ーその2(2022/6/12~) [冷却系]
以下、現物合わせの車両設置と各部隙間埋めの記録です。
1,シュラウドの保持方法
右側は既存のネジ穴が使えたので機械的に固定できたが、ファンブレードとの干渉を避ける位置ではかなり大きな隙間が発生。
左側は適当なビス止め場所が無いのでシリコンシーラントで接着した。
(このシーラントの接着力は軽量物の保持には充分使えるので重宝している)
2,風漏れ対策
折角のシュラウド設置も隙間が在っては台無しなので、トコトンやった。
まず、インレット部はアルミ板でカバーを作成してシリコンシーラントで接着。
続いて右側の大きな解放部には耐熱ラバーを当てて、同じくシーラントで接着。
<施工前>
<施工後>
更に、ATFコネクタ部&アウトレット部も同じ手法で施工。
<施工前>
車載前に行った逃げ加工はかなりズレていた。ので、この状態で追加工することになったが、車両下に潜り込んでの作業なので苦労した。
<施工後>
3,仕上げ
ラジエーター本体を15mm程度、前方に動かしたので見た目の印象も随分変わった。
その後、冷却水、エンジンオイル、ATFを補充して、緊張のエンジン始動。
いきなり異音が出ることも無く一安心したが、矢張りパワステプーリーとの隙間は確保できて無かった。目視確認では紙一枚程度の隙間があるように見えたし、万一当たっていても円周部同士なので実害は無いと判断していたが、実際には写真の通りだった。
4,効果確認
その後、ゴルフ行にて250kmほど走行したが、矢張り安心感が増して快適だった。
クーラーONのままでのアイドリングでも水温上昇は以下の通り。ただしクーラーの効きが悪くなるので電動ファンはLOWにて作動。
以上。
1,シュラウドの保持方法
右側は既存のネジ穴が使えたので機械的に固定できたが、ファンブレードとの干渉を避ける位置ではかなり大きな隙間が発生。
左側は適当なビス止め場所が無いのでシリコンシーラントで接着した。
(このシーラントの接着力は軽量物の保持には充分使えるので重宝している)
2,風漏れ対策
折角のシュラウド設置も隙間が在っては台無しなので、トコトンやった。
まず、インレット部はアルミ板でカバーを作成してシリコンシーラントで接着。
続いて右側の大きな解放部には耐熱ラバーを当てて、同じくシーラントで接着。
<施工前>
<施工後>
更に、ATFコネクタ部&アウトレット部も同じ手法で施工。
<施工前>
車載前に行った逃げ加工はかなりズレていた。ので、この状態で追加工することになったが、車両下に潜り込んでの作業なので苦労した。
<施工後>
3,仕上げ
ラジエーター本体を15mm程度、前方に動かしたので見た目の印象も随分変わった。
その後、冷却水、エンジンオイル、ATFを補充して、緊張のエンジン始動。
いきなり異音が出ることも無く一安心したが、矢張りパワステプーリーとの隙間は確保できて無かった。目視確認では紙一枚程度の隙間があるように見えたし、万一当たっていても円周部同士なので実害は無いと判断していたが、実際には写真の通りだった。
4,効果確認
その後、ゴルフ行にて250kmほど走行したが、矢張り安心感が増して快適だった。
クーラーONのままでのアイドリングでも水温上昇は以下の通り。ただしクーラーの効きが悪くなるので電動ファンはLOWにて作動。
以上。
ファンシュラウド追加ーその1(2022/6/12~) [冷却系]
足掛け5日間の、ファンシュラウド追加作業を記録する。
1,背景
この車は何らかの理由で入手当初からファンシュラウドが付いて無かったが、通常走行中は特段の問題も無かったので放っておいた。
しかし、箱根登坂等の連続高負荷低速走行や、炎天下の渋滞等、走行風が不足すると水温が上昇してしまうので、電動押し込みファンを強化する等の対策を行ってきた経緯がある。
ただ、強化した電動ファンをフル作動させれば水温は下がるものの、バッテリ電圧が11ボルト程度まで下がってしまい、今度はバッテリー上がりが心配になる。(昔のオルターネーターは低回転での発電量が殆ど期待できないため)
それを回避するための頻繁なスイッチ操作やアクセルペダル操作が面倒になってきたので、本来のあるべき姿にする決心をした次第。
2,調達品
ファン径が同じΦ460で、外観的にも何とかなりそうなW124用の中古品をヤフオクで調達。
3,ラジエーター前方移動
この車、PSポンプ先端とラジエーターとの間隔が殆ど無く、シュラウドを設置するのが無理そうなのでラジエーターを15mm程度前方に移動することにした。
移動方法は以下の通りでかなり強引な方法になった。
該当場所は以下の写真に示す。
まず、既存の受けホルダー的なものを平らにして、
L型のアングル材でガイドを作成するつもりだったが、手持ち在庫品が見つからないのでボルト、ナットで急場しのぎをした。(恐らく、この先もこのままだと思う)
相手のラバーマウントにSUS板のガードを貼り付けて準備完了。
4,シュラウドの加工
PSポンプとのクリアランス確保部位、ならびにラジエーター本体と干渉するところをカットして(黄枠)、保持に使えそうなところにサブブラケットを追加して(赤枠)
仮組状態で埋めるべき隙間を確認して、
試行錯誤しながら車両に載せてみたのが以下の写真。
この後、ファンブレードその他との干渉部位を修正しつつ、シュラウドの保持方法を現物合わせで詰めていくことになる。
この時点で二日目の夕方を過ぎていた。
ー続くー
1,背景
この車は何らかの理由で入手当初からファンシュラウドが付いて無かったが、通常走行中は特段の問題も無かったので放っておいた。
しかし、箱根登坂等の連続高負荷低速走行や、炎天下の渋滞等、走行風が不足すると水温が上昇してしまうので、電動押し込みファンを強化する等の対策を行ってきた経緯がある。
ただ、強化した電動ファンをフル作動させれば水温は下がるものの、バッテリ電圧が11ボルト程度まで下がってしまい、今度はバッテリー上がりが心配になる。(昔のオルターネーターは低回転での発電量が殆ど期待できないため)
それを回避するための頻繁なスイッチ操作やアクセルペダル操作が面倒になってきたので、本来のあるべき姿にする決心をした次第。
2,調達品
ファン径が同じΦ460で、外観的にも何とかなりそうなW124用の中古品をヤフオクで調達。
3,ラジエーター前方移動
この車、PSポンプ先端とラジエーターとの間隔が殆ど無く、シュラウドを設置するのが無理そうなのでラジエーターを15mm程度前方に移動することにした。
移動方法は以下の通りでかなり強引な方法になった。
該当場所は以下の写真に示す。
まず、既存の受けホルダー的なものを平らにして、
L型のアングル材でガイドを作成するつもりだったが、手持ち在庫品が見つからないのでボルト、ナットで急場しのぎをした。(恐らく、この先もこのままだと思う)
相手のラバーマウントにSUS板のガードを貼り付けて準備完了。
4,シュラウドの加工
PSポンプとのクリアランス確保部位、ならびにラジエーター本体と干渉するところをカットして(黄枠)、保持に使えそうなところにサブブラケットを追加して(赤枠)
仮組状態で埋めるべき隙間を確認して、
試行錯誤しながら車両に載せてみたのが以下の写真。
この後、ファンブレードその他との干渉部位を修正しつつ、シュラウドの保持方法を現物合わせで詰めていくことになる。
この時点で二日目の夕方を過ぎていた。
ー続くー
ラジエーター交換(2022/2/26-27) [冷却系]
昨夏、真夏を前に冷却能力不足を少しでも改善しようと、気休めとは思いつつもラジエーター内部洗浄を実施した。そこから始まった冷却系トラブルは、ついにラジエーター交換となったので記録する。
1,調達品
純正品は高価なのと、当時の設計品では性能向上も期待できないので、eBayで見つけたアルミ製互換品を入手した。
恐らくコア部分は最近車両の量産品流用だと思うので、冷却性能は30%程度の向上が期待できそうであると判断。ただ出荷元が中国なのと、タンク部は手作業溶接によるワンオフ品に見えるのでリーク等の品質が心配だったが意を決して発注した。
届いたのはこれで、多少のフィン潰れは有ったが、こんなものだろうとチェックしていたら・・・
出口パイプの潰れを発見。
輸送中のトラブルに会ったものとは思うが、梱包はしっかりしていたので売主にクレームを付ける気にもならなかったので修正して使用することにした。
手持ち工具で何とか修正したのが下の写真。
2,交換作業
何事も無ければ半日仕事と踏んで着手したが、やはり甘かった。
1)現状品取り外し
この過程で僅かな漏れ部分の痕跡が見つかった。この程度なら修理も簡単だが、今回は冷却性能向上が目的なので特段の想いは無し。
2)新旧比較
外観を見る限り互換性に問題は無さそうである。
重量は未測定だが、持った感触では半分以下という感じである。
3)トラブル発生
この車両はラジエーターの横に空冷オイルクーラーが装着されていて、両方を組上げてから車両に装着する構造なのだが、その合わせ部の寸法が6mm程度アンマッチなのを発見。
(まさかこんな所でつまづくとは・・・! 流石、中国製!。 唖然!!!)
幸いオイルクーラーは軟鉄製で修正加工に耐えられそうと判断し、現物合わせで何とか改修。
この時点で夕方5時。錆止め塗装の乾燥もあるので本日の作業は終了とした。
4)実車組み込み
Sub Assyして
実車組み込みしてみたら、やはり多少の歪みが見られたが実害無しと判断し作業継続。
3,LLC充填
何時ものことだがこの車のエア抜きは最悪で、規定量に対し3リッター位余した時点で注水口から溢れてくる。仕方ないのでエアレギュレーター用の温水配管を外してエア抜きを実施。
4,作業完了
何だかんだで、完成検査と後片付けが終わったのは5時近かった。
<所感>
今夏はクーラーを切らずに快適なドライブが出来そうである。
毎度のことだがトラブル対策の都度、愛着が増すのが旧車の良いところだと思う。
以上。
1,調達品
純正品は高価なのと、当時の設計品では性能向上も期待できないので、eBayで見つけたアルミ製互換品を入手した。
恐らくコア部分は最近車両の量産品流用だと思うので、冷却性能は30%程度の向上が期待できそうであると判断。ただ出荷元が中国なのと、タンク部は手作業溶接によるワンオフ品に見えるのでリーク等の品質が心配だったが意を決して発注した。
届いたのはこれで、多少のフィン潰れは有ったが、こんなものだろうとチェックしていたら・・・
出口パイプの潰れを発見。
輸送中のトラブルに会ったものとは思うが、梱包はしっかりしていたので売主にクレームを付ける気にもならなかったので修正して使用することにした。
手持ち工具で何とか修正したのが下の写真。
2,交換作業
何事も無ければ半日仕事と踏んで着手したが、やはり甘かった。
1)現状品取り外し
この過程で僅かな漏れ部分の痕跡が見つかった。この程度なら修理も簡単だが、今回は冷却性能向上が目的なので特段の想いは無し。
2)新旧比較
外観を見る限り互換性に問題は無さそうである。
重量は未測定だが、持った感触では半分以下という感じである。
3)トラブル発生
この車両はラジエーターの横に空冷オイルクーラーが装着されていて、両方を組上げてから車両に装着する構造なのだが、その合わせ部の寸法が6mm程度アンマッチなのを発見。
(まさかこんな所でつまづくとは・・・! 流石、中国製!。 唖然!!!)
幸いオイルクーラーは軟鉄製で修正加工に耐えられそうと判断し、現物合わせで何とか改修。
この時点で夕方5時。錆止め塗装の乾燥もあるので本日の作業は終了とした。
4)実車組み込み
Sub Assyして
実車組み込みしてみたら、やはり多少の歪みが見られたが実害無しと判断し作業継続。
3,LLC充填
何時ものことだがこの車のエア抜きは最悪で、規定量に対し3リッター位余した時点で注水口から溢れてくる。仕方ないのでエアレギュレーター用の温水配管を外してエア抜きを実施。
4,作業完了
何だかんだで、完成検査と後片付けが終わったのは5時近かった。
<所感>
今夏はクーラーを切らずに快適なドライブが出来そうである。
毎度のことだがトラブル対策の都度、愛着が増すのが旧車の良いところだと思う。
以上。
ラジエータ修理(2021/7/27~8/22) [冷却系]
ラジエーター洗浄の効果は無かったが、懸念していたリークは現実になってしまった。
以下、約一か月に亘る奮闘記録です。
1,発見
暑い日の走行後、車庫に入れる前にアイドリングのまま立ち話をしていたらこんなものを発見。
水温は100℃位までは上昇していたと思う。
2,応急処置
翌日ゴルフの予定があったので、シリコンシーラントで応急措置をして約200km走行後の様子がこんな感じ。
高速道路走行なので水温上昇は限定的だったがそれでも放っておけないレベルの漏れである。
3,半田盛り
修理のための現況確認の結果、明らかな劣化剥がれの予兆を確認。
車載状態のまま半田盛りを実施したものの、何度やっても上手くいかない。
後で振り返ると、
・縦壁への半田盛りは重力場では無理がある。
・100wの半田ゴテでは今回のような広範囲の施工は無理である。
実際の作業結果は以下の通りでピンホールが沢山残っていそうな感じである。
事実、全く対策出来てない。
4,排気管用の粘土盛り。
手元にあったエポキシ系の修理用粘土を試してみたが、半田との相性が良くないみたいで全くダメ。
5,ラジエーター取り外し。
オイルクーラー配管や、ATFクーラー配管等の取り外しによる2次不具合発生を嫌い、先送りにしていた最後の手段に踏み切った。
作業状態の比較は以下の通り。
1)車載状態
2)車両降ろし+半田ゴテ
半田が流れないため肝心の金属合わせ面に半田が溶け込んでいる実感が無い。
3)ガスバーナーで昇温
見た目にも良い結果が期待できそうな仕上がりになった。
5,リークテスト
トライしてみたものの、大きな開口部のシールが上手く出来ず、昇圧不足で確認できず。
6,インレット内側に半田盛り。
施工面の十分な前処理と、バーナーと半田ゴテの合わせ技で案外上手くいった。
7,オイルクーラー取り付けBRKTの修理
いざ車両に戻そうとした際に矢印部の剥がれ発見。
こちらもガスバーナーを使用し注意しながら半田付け。
8,完成
車両に戻して、各部配管をつなぎ直して終了。
9,結果
水温計のレッドゾーン近くまで昇温させて確認した結果、ピンホールを一か所発見。
位置は今回修理した場所ではなく、バーナーの熱で影響を受けたと思われる近くの位置。
この程度であればシリコンシーラントで対応可能。8/26現在異常なし。
いつものことだが、不具合修理するごとに愛着が増す。
旧車は愛おしい・・・!
以上。
以下、約一か月に亘る奮闘記録です。
1,発見
暑い日の走行後、車庫に入れる前にアイドリングのまま立ち話をしていたらこんなものを発見。
水温は100℃位までは上昇していたと思う。
2,応急処置
翌日ゴルフの予定があったので、シリコンシーラントで応急措置をして約200km走行後の様子がこんな感じ。
高速道路走行なので水温上昇は限定的だったがそれでも放っておけないレベルの漏れである。
3,半田盛り
修理のための現況確認の結果、明らかな劣化剥がれの予兆を確認。
車載状態のまま半田盛りを実施したものの、何度やっても上手くいかない。
後で振り返ると、
・縦壁への半田盛りは重力場では無理がある。
・100wの半田ゴテでは今回のような広範囲の施工は無理である。
実際の作業結果は以下の通りでピンホールが沢山残っていそうな感じである。
事実、全く対策出来てない。
4,排気管用の粘土盛り。
手元にあったエポキシ系の修理用粘土を試してみたが、半田との相性が良くないみたいで全くダメ。
5,ラジエーター取り外し。
オイルクーラー配管や、ATFクーラー配管等の取り外しによる2次不具合発生を嫌い、先送りにしていた最後の手段に踏み切った。
作業状態の比較は以下の通り。
1)車載状態
2)車両降ろし+半田ゴテ
半田が流れないため肝心の金属合わせ面に半田が溶け込んでいる実感が無い。
3)ガスバーナーで昇温
見た目にも良い結果が期待できそうな仕上がりになった。
5,リークテスト
トライしてみたものの、大きな開口部のシールが上手く出来ず、昇圧不足で確認できず。
6,インレット内側に半田盛り。
施工面の十分な前処理と、バーナーと半田ゴテの合わせ技で案外上手くいった。
7,オイルクーラー取り付けBRKTの修理
いざ車両に戻そうとした際に矢印部の剥がれ発見。
こちらもガスバーナーを使用し注意しながら半田付け。
8,完成
車両に戻して、各部配管をつなぎ直して終了。
9,結果
水温計のレッドゾーン近くまで昇温させて確認した結果、ピンホールを一か所発見。
位置は今回修理した場所ではなく、バーナーの熱で影響を受けたと思われる近くの位置。
この程度であればシリコンシーラントで対応可能。8/26現在異常なし。
いつものことだが、不具合修理するごとに愛着が増す。
旧車は愛おしい・・・!
以上。
ラジエーター洗浄(2021/6/24~7/10) [冷却系]
本格的な夏を前にして、気休めとは思いつつラジエーター内部洗浄を実施したので記録する。
案の定、効果は殆ど実感できなかった。
1,洗浄剤
何が良いか知見が無いので、とりあえず知っているメーカーの品にした。
この色にどんな意味があるのか分からないが、取敢えず説明書に従いLLCを抜かずに投入した。
2,洗浄開始
説明書に則り約30分間のアイドリング実施中。
再生できない場合、ダウンロードは🎥こちら
汚れが無かったのか、又は汚れが取れなかったのかは不明だが一回目のドレンは普通のLLCの色合いだった。
水道水を入れて濯ぐこと5回目でもこの色。
3,サーモスタット取り外し。
流石にこのままでは心配なので、サーモスタットを取り外して
強制循環洗浄実施中。
再生できない場合、ダウンロードは🎥こちら
繰り返すこと5回程で綺麗になってきたのでここで完了。
4,熱風吹き返し防止設置。
これ迄は吸音材を詰め込んで誤魔化していたが、流石にこのままではまずいので
この機会に耐熱ゴムプレートで新規制作した。
5,アッパータンク塗装
今更ではあるが斑模様のタンクを見ていたら化粧したくなったので急遽実施。
完成状態がこちら。
これをみたら錆止め処理のままになっている他の部分が気になりだしたので、機会を見て塗装をしてみたい・・・と思う。(笑)
6,フィン部の洗浄&塗装
汚れ具合が分り易いように白色系の錆止め塗料を軽く吹いて全行程を終了した。
<所感>
冒頭に記した通り殆ど変化なし。
この頃のドイツ車は、渋滞走行など実験評価基準に無かったみたいだし、ましてやクーラー作動したままなどというのは論外だったのだと思う。(念のために記すと走行中は問題なし)
フェラーリの笑い話にある「イタリアでは雨が降らない」と同様なものかも。
以上。
案の定、効果は殆ど実感できなかった。
1,洗浄剤
何が良いか知見が無いので、とりあえず知っているメーカーの品にした。
この色にどんな意味があるのか分からないが、取敢えず説明書に従いLLCを抜かずに投入した。
2,洗浄開始
説明書に則り約30分間のアイドリング実施中。
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汚れが無かったのか、又は汚れが取れなかったのかは不明だが一回目のドレンは普通のLLCの色合いだった。
水道水を入れて濯ぐこと5回目でもこの色。
3,サーモスタット取り外し。
流石にこのままでは心配なので、サーモスタットを取り外して
強制循環洗浄実施中。
再生できない場合、ダウンロードは🎥こちら
繰り返すこと5回程で綺麗になってきたのでここで完了。
4,熱風吹き返し防止設置。
これ迄は吸音材を詰め込んで誤魔化していたが、流石にこのままではまずいので
この機会に耐熱ゴムプレートで新規制作した。
5,アッパータンク塗装
今更ではあるが斑模様のタンクを見ていたら化粧したくなったので急遽実施。
完成状態がこちら。
これをみたら錆止め処理のままになっている他の部分が気になりだしたので、機会を見て塗装をしてみたい・・・と思う。(笑)
6,フィン部の洗浄&塗装
汚れ具合が分り易いように白色系の錆止め塗料を軽く吹いて全行程を終了した。
<所感>
冒頭に記した通り殆ど変化なし。
この頃のドイツ車は、渋滞走行など実験評価基準に無かったみたいだし、ましてやクーラー作動したままなどというのは論外だったのだと思う。(念のために記すと走行中は問題なし)
フェラーリの笑い話にある「イタリアでは雨が降らない」と同様なものかも。
以上。
リザーブタンク移設(2020/8/9) [冷却系]
ラジファン変更#3(2019/10/15-11/6) [冷却系]
少し旧い話になるが、改修を加えたので忘れないうちに記録する。
1、レジスタ位置変更
作動中に結構熱くなるので、風が当たり且つ熱伝達の良さそうな場所に変更した。
2、直結用電源リレー変更
最初は30A用の汎用リレーを使っていたが容量不足が心配なので、エアポンプ用のマグネットリレーに変更した。(安心感が違う!)
3、組み上げた状態
これで暫く使ってみたが、吸い込み型のファンを押し込みに使っているので隙間から風が逃げてしまう。
4、導風用ゴム板追加
耐熱ゴム板でファンシュラウド相当のものを設置した。
5、設置
折角の機会なので配線にプロテクターを追加してから
本体を取り付けてみた。
今回はちゃんと採寸して制作したので完璧な仕上がりになった。
風漏れもほとんど無い。
6、吹き返し防止
ゴム板が余ったので、フロントクロスメンバーとラジエーターの隙間に貼り付けてみた。
結構、効果が有りそう。
来年の夏が楽しみである。
以上。
1、レジスタ位置変更
作動中に結構熱くなるので、風が当たり且つ熱伝達の良さそうな場所に変更した。
2、直結用電源リレー変更
最初は30A用の汎用リレーを使っていたが容量不足が心配なので、エアポンプ用のマグネットリレーに変更した。(安心感が違う!)
3、組み上げた状態
これで暫く使ってみたが、吸い込み型のファンを押し込みに使っているので隙間から風が逃げてしまう。
4、導風用ゴム板追加
耐熱ゴム板でファンシュラウド相当のものを設置した。
5、設置
折角の機会なので配線にプロテクターを追加してから
本体を取り付けてみた。
今回はちゃんと採寸して制作したので完璧な仕上がりになった。
風漏れもほとんど無い。
6、吹き返し防止
ゴム板が余ったので、フロントクロスメンバーとラジエーターの隙間に貼り付けてみた。
結構、効果が有りそう。
来年の夏が楽しみである。
以上。