シートベルト変更(2022/2/5) [内装関係]
数年振りにe-Bayを検索していて、これ迄は調達を諦めていた色々なものを見つけた。
前回記録した「スピードメーターパネル」に続き「シートベルト」を交換したので記録する。
1,背景
17年前にベース車両を入手したときは固定式3点保持ベルトが装着されていたが、体を完全に固定されてしまうため、各スイッチ類操作には非常に不便だった。
対策として国産車のリトラクタブル品を流用改造して装着していたが、長年の使用で不具合が出てきたので対策を考えていたところ、当該車用のセット品を見つけたので即発注していた。
2,現状
キャッチャーの長さが合うものが見つからず、締結部分はオリジナルの固定式用に付け替えていた為、長年の使用で傷みが出ていた。
1)外観
これは助手席側で使用頻度が少ないため未だ不都合は発生していない。
2)レストア中の記録写真。
3)キャッチャーの長い首。
流石にこれに相当するものは、当時は見つからなかった。
4)擦り傷が酷くなったベルト。
本来ベルト上を動かす必要のない金属製バックルなので、長年の使用でこんな具合になってしまった。
3,調達品
e-Bayで見つけたのがこれ。
この出品者は各車両メーカーの旧車用を多数出品していたので、リスクが少ないと判断して調達した。
4,交換作業
内装を取り外すのが面倒だったので、今回はこんな感じで装着した。
もう少し暖かくなって、気が向いたらやり直すつもりだが、恐らくその時は来ないような気がしている。
5,新旧比較
<所感>
ドイツには、このようなニッチ商売が成り立つ土壌があること、且つ、それを入手できるようになった、ここ十年位のネットマーケットの充実には驚くばかりである。
以上。
前回記録した「スピードメーターパネル」に続き「シートベルト」を交換したので記録する。
1,背景
17年前にベース車両を入手したときは固定式3点保持ベルトが装着されていたが、体を完全に固定されてしまうため、各スイッチ類操作には非常に不便だった。
対策として国産車のリトラクタブル品を流用改造して装着していたが、長年の使用で不具合が出てきたので対策を考えていたところ、当該車用のセット品を見つけたので即発注していた。
2,現状
キャッチャーの長さが合うものが見つからず、締結部分はオリジナルの固定式用に付け替えていた為、長年の使用で傷みが出ていた。
1)外観
これは助手席側で使用頻度が少ないため未だ不都合は発生していない。
2)レストア中の記録写真。
3)キャッチャーの長い首。
流石にこれに相当するものは、当時は見つからなかった。
4)擦り傷が酷くなったベルト。
本来ベルト上を動かす必要のない金属製バックルなので、長年の使用でこんな具合になってしまった。
3,調達品
e-Bayで見つけたのがこれ。
この出品者は各車両メーカーの旧車用を多数出品していたので、リスクが少ないと判断して調達した。
4,交換作業
内装を取り外すのが面倒だったので、今回はこんな感じで装着した。
もう少し暖かくなって、気が向いたらやり直すつもりだが、恐らくその時は来ないような気がしている。
5,新旧比較
<所感>
ドイツには、このようなニッチ商売が成り立つ土壌があること、且つ、それを入手できるようになった、ここ十年位のネットマーケットの充実には驚くばかりである。
以上。
運転席シート修理(2020/3/1) [内装関係]
運転席シートスプリング破損を本格的に修理したので記録する。
昔は模型屋さんで入手できた太めのピアノ線だが、レストアを始めた当時はDIY店で「ピアノ線は何処ですか」と聞くと、ほぼ間違いなく針金コーナーを教えてくれる。当然ながらそこには、私が欲しいΦ4径のものは無く、仕方なく、たまたま在ったΦ2径のもので胡麻化していたが、流石にギシギシ感が悪化してきたので修理することにした。(参考:2005年当時は現在のようにネットで何でも入手できる状況ではなかった。)
1、現状確認&分解
カバーを外してみると、当時は2本だった破損部が3本に増えていた。
取り外した暫定処置の品々は正にガラクタの体である。
2、補修部品製作&組み込み
事前にネット購入しておいたΦ4x500のピアノ線を
現物合わせで折り曲げ加工し、
組み込んで完了。
3、仕上げ
「あんこ」がつぶれ気味のところに手当をして、
カバーを取り付けて完成。
スプリングの反発力は作業途中で確認しつつ進めたものの、いざ仕上げた状態で着座してみると少し強すぎた感あり。 流石に再調整する元気は無いので「着座位置が若干上がって前方視界が向上した」と思うことにした。
以上、簡単に見えるが足掛け二日の大仕事であった。
昔は模型屋さんで入手できた太めのピアノ線だが、レストアを始めた当時はDIY店で「ピアノ線は何処ですか」と聞くと、ほぼ間違いなく針金コーナーを教えてくれる。当然ながらそこには、私が欲しいΦ4径のものは無く、仕方なく、たまたま在ったΦ2径のもので胡麻化していたが、流石にギシギシ感が悪化してきたので修理することにした。(参考:2005年当時は現在のようにネットで何でも入手できる状況ではなかった。)
1、現状確認&分解
カバーを外してみると、当時は2本だった破損部が3本に増えていた。
取り外した暫定処置の品々は正にガラクタの体である。
2、補修部品製作&組み込み
事前にネット購入しておいたΦ4x500のピアノ線を
現物合わせで折り曲げ加工し、
組み込んで完了。
3、仕上げ
「あんこ」がつぶれ気味のところに手当をして、
カバーを取り付けて完成。
スプリングの反発力は作業途中で確認しつつ進めたものの、いざ仕上げた状態で着座してみると少し強すぎた感あり。 流石に再調整する元気は無いので「着座位置が若干上がって前方視界が向上した」と思うことにした。
以上、簡単に見えるが足掛け二日の大仕事であった。
運転席キシミ音対策(2018/4/1) [内装関係]
運転席シート修理(2017/5/18) [内装関係]
運転席シートからキシミ音が出るようになったので修理した。
原因は以前ヘタリ修正のために追加していたピアノ線が外れてしまったものと推定できているのでやるべきことは分っている。
懸案は座席を取り外すか、あるいは車載のままで対応するかであったが結局車載のままでやることにした。
<シートカバー取り外し>
簡単なように見えるが、これらの作業も以前試行錯誤で苦労した経験の成せる業である。
<不具合箇所と対策>
外れていたのは矢印のピアノ線で完全に外れていた。
対策としてワイヤーで動きを規制して、更にシリコンシーラントで固めた。
<完成形>
この状態にカバーを被せて完了。
<結果>
キシミ音が完全に解消したのと同時にシートの沈み具合も良くなった。
以上。
原因は以前ヘタリ修正のために追加していたピアノ線が外れてしまったものと推定できているのでやるべきことは分っている。
懸案は座席を取り外すか、あるいは車載のままで対応するかであったが結局車載のままでやることにした。
<シートカバー取り外し>
簡単なように見えるが、これらの作業も以前試行錯誤で苦労した経験の成せる業である。
<不具合箇所と対策>
外れていたのは矢印のピアノ線で完全に外れていた。
対策としてワイヤーで動きを規制して、更にシリコンシーラントで固めた。
<完成形>
この状態にカバーを被せて完了。
<結果>
キシミ音が完全に解消したのと同時にシートの沈み具合も良くなった。
以上。
装備品取り付け(2006/11/11~2011/12/10) [内装関係]
シャシー、ボディの修復が終了して、いよいよ装備品の取り付け段階となった。
装着するカーペット、ドアミラー、ウィンカーランプ等はヤナセテックで調達出来たが、カーペットの下に貼る制振材や、この時代の車に似合う据え置き型スピーカ調達などには苦労したのを思い出した。
一年がかりで仕上げたボディーに新品のカーペットを貼る作業やナビ、オーディオを取り付ける作業は実に楽しいもので、これまでの苦労が報われた瞬間でもある。
以下、当時の写真である。
1、カーペットを貼っただけで見違えるようになった。
2、ステップ部の修復も結構手がかかっている。
3、ドアミラーは新品を取り付けるだけ。ベンツのクロームメッキは噂どおりに素晴らしい。
4、やっと見つけたBOSEの据え置きスピーカー。外から見ると、この車に結構似合っている。
5、流用品改造の自家製シートベルトも設置。
6、ドアトリム装着。我ながらの出来栄えである。
7、ホワイトハンドル装着で完成。
ー以上ー
装着するカーペット、ドアミラー、ウィンカーランプ等はヤナセテックで調達出来たが、カーペットの下に貼る制振材や、この時代の車に似合う据え置き型スピーカ調達などには苦労したのを思い出した。
一年がかりで仕上げたボディーに新品のカーペットを貼る作業やナビ、オーディオを取り付ける作業は実に楽しいもので、これまでの苦労が報われた瞬間でもある。
以下、当時の写真である。
1、カーペットを貼っただけで見違えるようになった。
2、ステップ部の修復も結構手がかかっている。
3、ドアミラーは新品を取り付けるだけ。ベンツのクロームメッキは噂どおりに素晴らしい。
4、やっと見つけたBOSEの据え置きスピーカー。外から見ると、この車に結構似合っている。
5、流用品改造の自家製シートベルトも設置。
6、ドアトリム装着。我ながらの出来栄えである。
7、ホワイトハンドル装着で完成。
ー以上ー
ダッシュ周り組み付け(2006/8/19~20) [内装関係]
内装革貼り(2006/7/25~2006/8/20) [内装関係]
下回りのレストア作業は楽しいものでは無かった。
錆び落とし、現物合わせの板金作業、無理な姿勢でのリベット打ち、等々が延々と続く感じでかなり参った。
このまま左側の作業を続ける気力が沸かなかったので、息抜きに内装作業を進めることにした。
(この頃は現役サラリーマンだったので、作業が出来るのは帰宅後の深夜と土日のみ)
この車の内装は、基本は革貼りで、トリム関係に本物のウッドとクロームメッキが使われている。
車両入手時点でシートと天井以外は手付かずだったので、これをレストアすることになる。
まず準備したのが、牛革一頭分で、これは島忠のソファー担当主任に頼み込んで何とか入手できた。
サイズは4.78㎡で、畳換算で約3枚分に相当するため相当大きく、裁断作業場所として一部屋つぶすことになる。
革部分はこれで張替え、ウッド部は木部用パテと油性ニスで仕上げることになる。メッキ部はひたすら磨く。
1、牛一頭分の革から型取り
必要なパーツをこの一枚からすべて採るために型取り配置は結構時間を費やした。
2、革貼り
基本的に皮革用接着剤で仕上げていくのだが曲面部分は水分を加えて馴染ませるなど、それなりにノウハウが必要。(若い頃の趣味だったラジコン飛行機製作の経験が役立った)
3、後席側は材料不足もあって、染色で仕上げることにした。
4、作業風景と完成品
ー以上ー
錆び落とし、現物合わせの板金作業、無理な姿勢でのリベット打ち、等々が延々と続く感じでかなり参った。
このまま左側の作業を続ける気力が沸かなかったので、息抜きに内装作業を進めることにした。
(この頃は現役サラリーマンだったので、作業が出来るのは帰宅後の深夜と土日のみ)
この車の内装は、基本は革貼りで、トリム関係に本物のウッドとクロームメッキが使われている。
車両入手時点でシートと天井以外は手付かずだったので、これをレストアすることになる。
まず準備したのが、牛革一頭分で、これは島忠のソファー担当主任に頼み込んで何とか入手できた。
サイズは4.78㎡で、畳換算で約3枚分に相当するため相当大きく、裁断作業場所として一部屋つぶすことになる。
革部分はこれで張替え、ウッド部は木部用パテと油性ニスで仕上げることになる。メッキ部はひたすら磨く。
1、牛一頭分の革から型取り
必要なパーツをこの一枚からすべて採るために型取り配置は結構時間を費やした。
2、革貼り
基本的に皮革用接着剤で仕上げていくのだが曲面部分は水分を加えて馴染ませるなど、それなりにノウハウが必要。(若い頃の趣味だったラジコン飛行機製作の経験が役立った)
3、後席側は材料不足もあって、染色で仕上げることにした。
4、作業風景と完成品
ー以上ー
ドライバーシート修理(2005/6/19) [内装関係]
2005年 6/12~19に掛けて最初に手をつけたのは運転席の傾き修正。
とにかくこれを直さないと体が歪んでしまいそうなので・・・。
シートを分解してみると、乗降する側のスプリングが折れていて、且つ、いわゆる「ベンツ特有のあんこ」のヘタリも顕著。 前オーナーが溶接修理したみたいだが再度折れてしまった様子。考えようによっては35年間良く頑張っているとも言える。
1、折れた部分に固定金具を取り付けて、スプリングの根元にスペーサーを取り付けてみたが、未だ若干左に傾いている。
2、「あんこ」のヘタリ部分にマットを乗っけて応急処置。
この状態で暫くは我慢して乗っていたが、どうしても居心地が悪いので、後日ピアノ線を使ってスプリングを補強し、ようやく満足できる状態に仕上がった。
(残念だがその修理状況の写真が見つからないため掲載できず)
ー以上ー
とにかくこれを直さないと体が歪んでしまいそうなので・・・。
シートを分解してみると、乗降する側のスプリングが折れていて、且つ、いわゆる「ベンツ特有のあんこ」のヘタリも顕著。 前オーナーが溶接修理したみたいだが再度折れてしまった様子。考えようによっては35年間良く頑張っているとも言える。
1、折れた部分に固定金具を取り付けて、スプリングの根元にスペーサーを取り付けてみたが、未だ若干左に傾いている。
2、「あんこ」のヘタリ部分にマットを乗っけて応急処置。
この状態で暫くは我慢して乗っていたが、どうしても居心地が悪いので、後日ピアノ線を使ってスプリングを補強し、ようやく満足できる状態に仕上がった。
(残念だがその修理状況の写真が見つからないため掲載できず)
ー以上ー