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ディストリビューター交換(2020/8/10-12) [点火系]

レストア初期に取り付けた「123ignition system」の寿命は突然やってきた。
ガソリン価格が下がってきたのと夏場のノッキング回避のため、ハイオクガソリンを使用するための点火時期セッティング中に急に暴れだしたので分解してみた。

1、当該品
原因究明のため分解してみた。
外観は全く問題なし。
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更に分解すると基板裏にグリース飛沫があったが、ショートを起こす様な状態には見えない。
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素子焼け等も無くて見た目の異常は発見出来ず。
この製品は色んな点火時期カーブが選べる優れものだが、エンジン直付け電子製品の耐久性はこんなものか!
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これ以上の原因究明は無理と判断し臨終宣言することにした。
15年働いてくれたので諦めもつく。出先で無かったのがせめてもの救い。

2、オリジナルの機械式に戻す
昨年までは同じものがネット販売されていたが、いざ探してみたら見当たらない。
仕方ないのでオリジナル品に戻すことにしたが、当時は排気規制対策黎明期で、特に点火時期はとんでもない設定になっていた。
このDISTのバキュームコントロールは進角では無くて「遅角」なのだ。排気規制対応の為なら何でもありの時代の貴重な遺産。
当然、通常使用での燃費は極めて悪くなるので、私はVCを殺して使うことにした。
ガバナー進角制御のみなのでレーシングカー並みの仕様である。(笑)
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いざ設置の段階でキャップにヒビ割れを発見。
取敢えず使えそうなので一旦設置したが、この先暫くは使うことに成るので部品調達することにした。
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3、キャップ交換
純正品はバカ高いのでネットで使えそうなものを探して購入した。
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しかし案の定、品質は今一である。
青四角のところは湯道を切断したところみたいだが、かなりいい加減で本体側迄削り込んである。普通なら完成検査で跳ねられるレベルと思う。
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更に覚悟はしていたものの、位置決め形状が違うため装着に際しては追加加工が必要だった。
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4、完成
#1シリンダーの位置が微妙に違うためHTCの取り回しも変更することになり、エンジンルームの見た目も若干変化した。
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<所感>
ズ~と心配していた点火系の突然死が、図らずも自宅ガレージで起きたのは幸運であった。
(ちなみにオリジナルのディストリビューターは万一に備えトランク内に常時携行していた。)

以上。
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