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リヤ車高調整(2020/4/30~5/3) [サスペンション]

正月明けに着手したリヤ車高調整が完結したので記録する。

1、事の発端
正月明け早々にスラストロッドのブッシュ歪み再発を発見。
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原因は車高修正のために追加してある自作スペーサーが悪さをしていると推定される。
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致命的な不具合は出ないが気分が良くないので対応策を検討中に,ポリスカー用のハードスプリングがオプション設定してあるのを発見。
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ダメもとで現地本社に確認してもらったら3月末納期で対応可能との回答あり。50年前のオプション部品が供給されることに感激したものの、一本の価格が4万円弱とかなり割高。
・・・必須投資では無いことは分りつつも自己満足のために発注してしまった。

2、スプリングが届かない。
3月末納入予定だったスプリングだが4月1日に代理店から連絡あり、未だ出荷予定日が判らないとの事。
「遅れ理由はコロナ騒動ですか?」との問いに、「ベンツは通常でもこんなもんです!」とのこと。
もし工場閉鎖で製造できないんだとしたらいつになることやらーーーー!? と思いつつさらに2週間待ったが現地からの回答が得られないとのことなので流石にキャンセル対応となった。

3、自作スペーサーを取り外す。
歪みが気になって夜も眠れない(笑)ので取敢えず下側の自作スペーサーを取り外して、
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アッパー側のラバーマウントにスペーサーを追加することにした。
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この方法は当初の対応時にも候補になっていたが車体側のロケート高が不足してズレが心配なため見送った経緯がある。
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しかし二次不具合が発生している今となって再度トライアルしてみることにした。
仮組した時点では上手くいきそうな雰囲気だったが
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実際に組上げようとすると、その作業工程上で、どうしても下記写真のような状態になり、ロケートガイドより厚いラバーマウントのはみ出した部分が捩れてしまうことが発覚した。
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流石にこの状況は許容できないので、追加スペーサーはギリギリOKとなる1枚のみにして組上げた。
組上げた状態では当然ながら尻下がりになってしまったので2ヶ所の調整をするに先立ち、現在の車高が分かるようにサイドモールの地上高を記録した。
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4、車高調整ーその1
最初に実施したのはリヤのキャンバー調整ができるコンペンセーティングスプリングにワーッシャーを追加。
既に1枚追加してあるので、当該部の噛み合いネジ山数を考慮すると追加できるのは1枚が限度。それでもかなり綱渡り状態だが構造的には外れなければOKと判断して決行した。
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組上げた状態は以下の通りで車高は5㎜程度上がったがまだ不十分。
リヤアクスルチューブの傾きをみても、まだネガティブキャンバーが残っているのが分かる。
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5、車高調整ーその2
次に実施したのはデフマウントを持ち上げてネガティブキャンバーを少しでも改善する手法で、結果として車高も上がるはず。
この手法も以前トライ済で、装着するスペーサーも保管してあったので作業は簡単に終了した。
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結果は以下の通りで、車高はさらに5mm程度上がった。
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アクスルチューブもほぼ水平になったような気がする。
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6、残作業
この状態で各部を馴染ませ、問題発生無き事を確認後、歪んだままのスラストロッドブッシュを交換して完了とする予定。

以上。



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