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パワーアンテナ修理(2020/4/21-26) [オーディオ関係]

2年以上前に突然ワイヤー切れで作動しなくなっていたパワーアンテナだが、特段の不都合も無かったのでそのままにしていたものの、新型コロナウイルスの影響で巣籠を余儀なくされているこの機会に修理したので記録する。

1、取り外し
この中にユニットがあるのだが、レストアの際に念入りに防水処理をして、且つ一部にはリベット止めを使用していることもあり分解するのを躊躇していたのが放っておいた理由。
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丁寧にカバーを取り外してユニットも取り外す。
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2、不具合原因
ユニットを分解して愕然とした。
原因は昇降用の「金属フレキワイヤー」の折損と想定し溶接で修理できると踏んでいたが、なんと樹脂製だった。これでは修理不可と諦め汎用品をネットで注文した。
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3、新品なのに動かない製品
届いた中国製の汎用品をチェックして再度ビックリ。なんと不動品だった。
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分解したら昇降切替え用の基板が固定されずに入っていた。この素子中に不良品が混じっているのだと思うが、これでは手が出せないので代替品の要求をしたら、返金処理にして欲しいとのこと。
理由は「代替品が正常に動く保証ができないので!」とのこと。
想像するに中国製のアウトレット品を格安で仕入れて、運よく初期不具合が出なければ儲けもの!という商売なのかも。
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4、対策
「樹脂製ワイヤーの修理」か「昇降制御回路の新設」かの両案を検討した結果、汎用リレーを2個使用した回路を考えてみた。
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実際の作業を開始したら長年溜め込んだ部品ストックの中にH4ハロゲンの切り替えリレーを発見。結局このリレー単体で成立できた。
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5、取り付け
フェンダー内部の錆止め処理をして、
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取り付けて、
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蓋をして終了。
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6、完成品検査
オリジナルのクロームメッキ品に比べたら、その見栄えは格段に見劣りするが致し方ない。
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作動は完璧。アンテナが伸びたこの状態を見るのは2年振りである。
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<所感>
旧車を乗り続けることのメリットは不具合個所を修理するたびに愛着が増すこと。
結果、新車に乗り換える欲望が防げること。(笑)

以上。

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