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脈動対策-1(2017/11/30) [ステアリング関係]

PSポンプの分解組み立ては既に数回行っているが、2回ほど組付け直後にグー音が消えたことがあった。
いずれ再発するので何故かをしみじみと考えてみた結果、次の結論になった。

このポンプは構造上、リリーフバルブが最初に作動するまでは、そこにエアー溜まりが出来るのだが、これがサージタンクの代わりになって脈動を消しているものと想定される。

<リリーフバルブ機能を殺してみた>
圧力検知穴を・・・
1_20171130_183757.jpg
・・・半田で埋めてみた。
2_20171130_185152.jpg

ちなみに、ハンドルロック等における油圧上昇時の破損対策としてベルト張力は極力低くしておいた。

<結果>
音は消えなかった。
想定される要因として、このときは作業内容を決めていたのでPS本体の分解はしなかったため、リリーフ通路の作動油が完全に抜けきれてなくエアーチャンバーが構成出来てなかったようだ。

<所感>
期待した効果が得られなかったことによる落胆と同時に私は大変な誤解をしていることに気付いて愕然とした。
リリーフバルブが作動するのはハンドルロックの時だけと安直に思っていた。
しかし、良く考えたらアイドル回転でも必要吐出量が確保されているポンプが6000rpmで回った時にどうなるかは自明の理だ。
もし、グー音が消えていたら今頃どうなっていたことやら。ベルトは緩めておいたので破損は免れていたとは思うのだが・・・。

以上。









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