PSギヤボックス分解整備-1(2017/10/30) [ステアリング関係]
脈動原因追求(2017/10/26) [ステアリング関係]
パワステ系のグー音発生原因追求で試行錯誤している。
差し当たり、ポンプなのかギヤボックスなのかを判別するためにポンプ単体での脈動有無を確認した。
<ポンプの吐出状況>
動画が旨くアップ出来ないので写真のみ。
残念だがこの状態でもホースを触ってみると脈動を確認できた。但し正常時の状況が分らないので異常程度判断はできなかった。
<ポンプ再分解>
脈動発生原因となりそうなところを探すため再分解したが見つからなかった。
ベーンの動きも全く問題無いように思える。
最後まで組上げて終了。
<所感>
こんな簡単な構造なのに原因が分らない。
ベーンポンプの脈動音に関する情報を探してみたが当たり前のことしか見つからなかった。
結局は徒労に終わった。残念。
以上。
差し当たり、ポンプなのかギヤボックスなのかを判別するためにポンプ単体での脈動有無を確認した。
<ポンプの吐出状況>
動画が旨くアップ出来ないので写真のみ。
残念だがこの状態でもホースを触ってみると脈動を確認できた。但し正常時の状況が分らないので異常程度判断はできなかった。
<ポンプ再分解>
脈動発生原因となりそうなところを探すため再分解したが見つからなかった。
ベーンの動きも全く問題無いように思える。
最後まで組上げて終了。
<所感>
こんな簡単な構造なのに原因が分らない。
ベーンポンプの脈動音に関する情報を探してみたが当たり前のことしか見つからなかった。
結局は徒労に終わった。残念。
以上。
PSホース交換(2017/9/23) [ステアリング関係]
グー音対策の続き。
高圧ホースの途中に金属のカシメ部分があるが、もしかしてここに1wayバルブのようなものがあって、その劣化による脈動音かと思い交換してみた。
<取り外し品>
両側からエアーブローしてみたがチェックバルブのようなものは無く、あるとすればオリフィスか!?
<社外新品>
国内調達できるのは純正品のみで、とても高価なため海外調達した。
ホース類の場合ゴムの経時劣化対策でもあるので、グー音対策効果は期待薄だが海外調達に躊躇は無かった。
<組付け>
この際なので配管経路の見直しも実施した。
結果、邪魔になったガソリン改質装置(黄色丸内の部品)は取り外すことにした。
(元々気休め程度のものだったので・・・。)
<結果>
予想通りではあるが改善なし。
以上。
高圧ホースの途中に金属のカシメ部分があるが、もしかしてここに1wayバルブのようなものがあって、その劣化による脈動音かと思い交換してみた。
<取り外し品>
両側からエアーブローしてみたがチェックバルブのようなものは無く、あるとすればオリフィスか!?
<社外新品>
国内調達できるのは純正品のみで、とても高価なため海外調達した。
ホース類の場合ゴムの経時劣化対策でもあるので、グー音対策効果は期待薄だが海外調達に躊躇は無かった。
<組付け>
この際なので配管経路の見直しも実施した。
結果、邪魔になったガソリン改質装置(黄色丸内の部品)は取り外すことにした。
(元々気休め程度のものだったので・・・。)
<結果>
予想通りではあるが改善なし。
以上。
PSフルード交換(2017/9/10) [ステアリング関係]
PSグー音対策の続き。
改善効果は殆ど期待できないものの、考えられる要因を一つずつ潰していく作業の一環として作動油をATFからPSフルードに交換してみた。
旧車専用という特別なものも無いので汎用品を使用した。
ちなみにサービスマニュアルには「使用油=ATF」との記載があるので、改善するとは思えないが、この時点では何でもやってみる心境だった。
<準備したPSフルード>
イエローハットで見つけた汎用品。
識別のための着色にはルールがあるみたいで、PSF=黄色、ATF=赤色とのこと。
<結果>
予想通り全く効果なし。
実はこの後に作動油の粘度を上げてみたらどうなるかと思い20W-50のエンジンオイルを15%ほど混入してみたが効果は無かった。
以上。
改善効果は殆ど期待できないものの、考えられる要因を一つずつ潰していく作業の一環として作動油をATFからPSフルードに交換してみた。
旧車専用という特別なものも無いので汎用品を使用した。
ちなみにサービスマニュアルには「使用油=ATF」との記載があるので、改善するとは思えないが、この時点では何でもやってみる心境だった。
<準備したPSフルード>
イエローハットで見つけた汎用品。
識別のための着色にはルールがあるみたいで、PSF=黄色、ATF=赤色とのこと。
<結果>
予想通り全く効果なし。
実はこの後に作動油の粘度を上げてみたらどうなるかと思い20W-50のエンジンオイルを15%ほど混入してみたが効果は無かった。
以上。
対策案トライ(2017/9/7) [ステアリング関係]
前回の構造調査結果を元に原因推定並びに対策を試してみた。
なお、当ブログは実施したことの記録なので詳細説明は省略する。
<推定原因>
油圧切り替え機構部のバネ劣化等によりクローズドループのバランスが崩れて、内筒がチャタリングを起こしているのかも!
<対策>
内外筒の相対位置を変化させることで改善するかも知れないと思って以下の写真のような厚さ違いのガスケットとスペーサーを製作し、これを組合せて色々と試してみたが改善せず。
一方でステアリング操作感は明らかに不自然になったので当対策案は即却下判断となった。
1、ガスケット厚は0.5t、1.0t の2種類
2、スペーサー
<所感>
この結果を見た時点で、油圧切り替え機構部分は正常と判断した。
以上。
なお、当ブログは実施したことの記録なので詳細説明は省略する。
<推定原因>
油圧切り替え機構部のバネ劣化等によりクローズドループのバランスが崩れて、内筒がチャタリングを起こしているのかも!
<対策>
内外筒の相対位置を変化させることで改善するかも知れないと思って以下の写真のような厚さ違いのガスケットとスペーサーを製作し、これを組合せて色々と試してみたが改善せず。
一方でステアリング操作感は明らかに不自然になったので当対策案は即却下判断となった。
1、ガスケット厚は0.5t、1.0t の2種類
2、スペーサー
<所感>
この結果を見た時点で、油圧切り替え機構部分は正常と判断した。
以上。
PSギヤボックス構造調査(2017/9/2) [ステアリング関係]
グー音発生が右転舵の時だけなので原因追求のため構造調査した。
脱着は前回経験済みなので要領は分っているが実際の作業は大変であった。
<脱着作業>
ギヤボックスを降ろすにはステアリングシャフトを抜かないといけないので、こんなところからの作業着手となる。
<分解>
今回は油圧切り替え機構の部分を最小単位まで分解してみた。
1、構成部品全体
2、油圧切り替え部
上記写真の黒丸で囲んだ部品が該当するが、それを拡大したのが以下の写真。
赤矢印がポンプからの高圧油入口で、黄色矢印が右転舵時のピストンへの油圧通路。
油圧通路の切り替えは下記写真の外筒と内筒の相対位置を変化させることで行われる。
内筒を動かすのは下記写真の赤矢印部分で、ステアリングをまわすことでトリガー的な役割を担っている。
内筒には赤丸で示す小孔があり、ここから反圧発生用の部屋に油圧が掛かることでハンドルの切れ角に応じた位置に納まるようなクローズドサイクルが成立している。
反圧発生室は以下の部品で構成されているが、詳細説明は割愛する。
いづれにせよ内外筒の微妙な相対位置関係でコントロールされていることが判明した。
構造が分ったところで再度組上げて本日の作業は終了。
もしなんかの要因で、これでグー音が解消していればラッキーだがそんなに甘くは無かった。
以上。
脱着は前回経験済みなので要領は分っているが実際の作業は大変であった。
<脱着作業>
ギヤボックスを降ろすにはステアリングシャフトを抜かないといけないので、こんなところからの作業着手となる。
<分解>
今回は油圧切り替え機構の部分を最小単位まで分解してみた。
1、構成部品全体
2、油圧切り替え部
上記写真の黒丸で囲んだ部品が該当するが、それを拡大したのが以下の写真。
赤矢印がポンプからの高圧油入口で、黄色矢印が右転舵時のピストンへの油圧通路。
油圧通路の切り替えは下記写真の外筒と内筒の相対位置を変化させることで行われる。
内筒を動かすのは下記写真の赤矢印部分で、ステアリングをまわすことでトリガー的な役割を担っている。
内筒には赤丸で示す小孔があり、ここから反圧発生用の部屋に油圧が掛かることでハンドルの切れ角に応じた位置に納まるようなクローズドサイクルが成立している。
反圧発生室は以下の部品で構成されているが、詳細説明は割愛する。
いづれにせよ内外筒の微妙な相対位置関係でコントロールされていることが判明した。
構造が分ったところで再度組上げて本日の作業は終了。
もしなんかの要因で、これでグー音が解消していればラッキーだがそんなに甘くは無かった。
以上。
PSポンプオイル洩れ発生(2017/8/8-14) [ステアリング関係]
久し振りの記録になるので日記を振り返ったら「グー音」以外にも色々あったので、時系列で整理記録することにする。
(グー音が解決するまでは試行錯誤に明け暮れる日々でブログ更新の気力も起きなかったのを思い出す)
<圧力調整バルブ部分からのオイル洩れ>
前回と同じ部位から洩れ発生。
Oリングサイズはちゃんとしたのだが、脈動で移動したことによるトラブルとわかった。
発生したのは8月8日。直前の4日間旅行で約800kmを走行した翌日のガレージで発見。
「滲み」のレベルではなく「洩れ」なので、もしこれが旅行中に発生していたらと思うとゾットした。
<対策>
1、該当部の構造はこんな感じ。
2、図面にするとこんな感じ。
3、トラブル要因推定。
Oリング溝の幅が大きすぎるためOリングスライド方向に移動して、横穴が覗くことによるものと推定。
本来、内部圧力により移動できないはず(これが本来の設計と思う)だが、グー音発生要因でもある脈動により動いてしまったらしい。
4、対策
動きを抑制すればよいので、Oリングを2本入れてみたがNG。
(この結果を確認するのにもポンプ本体の脱着作業が必要なので2日を要した)
銅ワッシャーを加工して移動防止のスペーサーを設置。
組付けて完成。
以上、簡単にみえるが原因追求には現物をとことん観察する根性が必要だった。
なぜなら問題の無かった一年前に比べても当該部の変化点が見出せないので・・・。
(今に思えば全ての不具合の元凶は油圧脈動だったことになる)
以上。
(グー音が解決するまでは試行錯誤に明け暮れる日々でブログ更新の気力も起きなかったのを思い出す)
<圧力調整バルブ部分からのオイル洩れ>
前回と同じ部位から洩れ発生。
Oリングサイズはちゃんとしたのだが、脈動で移動したことによるトラブルとわかった。
発生したのは8月8日。直前の4日間旅行で約800kmを走行した翌日のガレージで発見。
「滲み」のレベルではなく「洩れ」なので、もしこれが旅行中に発生していたらと思うとゾットした。
<対策>
1、該当部の構造はこんな感じ。
2、図面にするとこんな感じ。
3、トラブル要因推定。
Oリング溝の幅が大きすぎるためOリングスライド方向に移動して、横穴が覗くことによるものと推定。
本来、内部圧力により移動できないはず(これが本来の設計と思う)だが、グー音発生要因でもある脈動により動いてしまったらしい。
4、対策
動きを抑制すればよいので、Oリングを2本入れてみたがNG。
(この結果を確認するのにもポンプ本体の脱着作業が必要なので2日を要した)
銅ワッシャーを加工して移動防止のスペーサーを設置。
組付けて完成。
以上、簡単にみえるが原因追求には現物をとことん観察する根性が必要だった。
なぜなら問題の無かった一年前に比べても当該部の変化点が見出せないので・・・。
(今に思えば全ての不具合の元凶は油圧脈動だったことになる)
以上。
パワステ系異音対策顛末(2017/12/27) [ステアリング関係]
前回のブログ更新以降、ずーと解決出来ずにいた「グー音」がついに消えたので、これまでの奮戦記を数回に分けて記録したい。
当然だが部品ASSY交換はしていない。
なぜなら何度分解調査しても悪いところが見つからないため、部品交換で解決する確信が持てなかったため!
<参考>
兎に角、この類の車の部品は高価であるのと、更に海外調達になると万一の初期不具合品だった場合には交換運送費も無視できないレベルになるので、現行車のように「不具合発生=部品ASSY交換」という安直な選択が出来ないのだ。
以上。
当然だが部品ASSY交換はしていない。
なぜなら何度分解調査しても悪いところが見つからないため、部品交換で解決する確信が持てなかったため!
<参考>
兎に角、この類の車の部品は高価であるのと、更に海外調達になると万一の初期不具合品だった場合には交換運送費も無視できないレベルになるので、現行車のように「不具合発生=部品ASSY交換」という安直な選択が出来ないのだ。
以上。
PSギヤボックスオーバーホール(2017/7/25~28) [ステアリング関係]
オーバーホールキットが入手できたのでオイル漏れ対策と異音原因追求を兼ねて分解整備した。
<キットの内容>
用途不明のOリングもあるが分解するのが楽しみである。
<取り外し>
事前に入手したピットマンアームプーラーを使用することで取り外しは順調に進む。
<分解>
1、構造が分らないので、バネ等が飛び出さないように慎重に進める。
2、分解したらオイル漏れしていた理由が良く分かった。
前オーナーにおける整備の際、シールリングが硬化して役に立たないのを液体パッキンで誤魔化していたためか!
3、一気に分解すると組み立て順番が分らなくなりそうなので都度不具合を解消していくことにした。
液体パッキンの汚れをきれいにして新しいOリングをセット。
4、次は反対側の調整ネジ側の分解。
ここもオイル漏れが酷かったところ。
5、アウトプットシャフトの取り外し
この頃になるとかなり度胸も付いてきて一気に分解。
6、油圧切り替え部分の分解。
外してしまえば如何ということも無いのだが、固着してして動かないものを「強引に抜く」にはそれなりの決断が必要だった。(万一何処かに固定ピンなどがあったら取り返しが付かないことになるので・・・。)
殆ど炭化したOリングが見える。
7、パワーピストン部の分解。
ここまで来るといろんなものが一気に外れることになる。一番焦ったのはRB用の硬球が勝手に出てきてしまったこと。
<組み立て>
色んなところのシールを交換して再組み立てに望んだが、油圧切り替え機構の仕組み解明に苦労した。
結果、3回組みなおすことにことになった。
以下、露出が狂っていたため写りが良くないが記録として残す。(解説なし)
<結果>
オイルにじみは完全に直ったが、グー音は解消しなかった。
切り替え機構の部分を最小単位まで分解清掃しなかったのが要因かと後悔しているが、再度の分解整備には中々踏み切れない。
ただし構造が分ったので次回はもう少し要領よく出来ると思う。
以上。
<キットの内容>
用途不明のOリングもあるが分解するのが楽しみである。
<取り外し>
事前に入手したピットマンアームプーラーを使用することで取り外しは順調に進む。
<分解>
1、構造が分らないので、バネ等が飛び出さないように慎重に進める。
2、分解したらオイル漏れしていた理由が良く分かった。
前オーナーにおける整備の際、シールリングが硬化して役に立たないのを液体パッキンで誤魔化していたためか!
3、一気に分解すると組み立て順番が分らなくなりそうなので都度不具合を解消していくことにした。
液体パッキンの汚れをきれいにして新しいOリングをセット。
4、次は反対側の調整ネジ側の分解。
ここもオイル漏れが酷かったところ。
5、アウトプットシャフトの取り外し
この頃になるとかなり度胸も付いてきて一気に分解。
6、油圧切り替え部分の分解。
外してしまえば如何ということも無いのだが、固着してして動かないものを「強引に抜く」にはそれなりの決断が必要だった。(万一何処かに固定ピンなどがあったら取り返しが付かないことになるので・・・。)
殆ど炭化したOリングが見える。
7、パワーピストン部の分解。
ここまで来るといろんなものが一気に外れることになる。一番焦ったのはRB用の硬球が勝手に出てきてしまったこと。
<組み立て>
色んなところのシールを交換して再組み立てに望んだが、油圧切り替え機構の仕組み解明に苦労した。
結果、3回組みなおすことにことになった。
以下、露出が狂っていたため写りが良くないが記録として残す。(解説なし)
<結果>
オイルにじみは完全に直ったが、グー音は解消しなかった。
切り替え機構の部分を最小単位まで分解清掃しなかったのが要因かと後悔しているが、再度の分解整備には中々踏み切れない。
ただし構造が分ったので次回はもう少し要領よく出来ると思う。
以上。
PSポンプ再分解(2017/7/23-24) [ステアリング関係]
前回のオーバーホールの際に「念のためにシール剤塗布」としておいたところが一気に漏れ出した。
法事に出かけようとした早朝のことである。
法事には別の車で出かけたので事なきを得たが、余りの洩れ(と言うより噴出の感じ)の酷さが気になって一日中落ちつかなかった。
前回、汎用Oリングで組上げた際に多少絞め代が足りないかとの懸念があったものの、手持ちがそれしか無かったのと早く仕上げたいのとで、「詰めが足りなかった」ことを悔やむ事になった。
<取り外し>
前回の経験から、ラジエーターさえ取外せばコンデンサーを外さずとも少しずらす事で作業が出来そうなことが分ったのでその段取りで進めた。
<ピットマンプーラー>
前回プーリー抜き取りに「ベアリングプーラ」でチャレンジしたが、その後「ピットマンプーラー」という強力な工具があることを知り、入手してあったので今回はそれを使用した。
但し爪のサイズが合わないので追加工は必要だった。
・オリジナルのままでは厚すぎて溝に掛からない。
・グラインダーで削ったところ。
取り外し作業中の写真は撮り損ねた。
<問題の場所>
前回作業後、少し滲みがあったのでシール剤を塗り増しておいたがそういった次元の問題ではなかった。
<Oリング交換>
今回は適正サイズのものを準備して作業を進めた。
組み込む前に、目視並びに逆向き仮組みによる「絞め代」の確認を入念に実施した。
実はこの蓋の後ろにバネがあるため普通に組付けたのでは感触による判断ができないのだ。
前回はたったこれだけの作業を惜しんだために・・・・・!
(今に思えば”魔が差した”としか言いようが無い)
今回は自戒を込めて「念のためのシール」などは行わなかった。
この後、作業段取りのために取り外した部品、配管を組上げてオイル、水を注入して完成。
今回はコンデンサーは外してないので冷媒充填作業は不要であった。
以上。
法事に出かけようとした早朝のことである。
法事には別の車で出かけたので事なきを得たが、余りの洩れ(と言うより噴出の感じ)の酷さが気になって一日中落ちつかなかった。
前回、汎用Oリングで組上げた際に多少絞め代が足りないかとの懸念があったものの、手持ちがそれしか無かったのと早く仕上げたいのとで、「詰めが足りなかった」ことを悔やむ事になった。
<取り外し>
前回の経験から、ラジエーターさえ取外せばコンデンサーを外さずとも少しずらす事で作業が出来そうなことが分ったのでその段取りで進めた。
<ピットマンプーラー>
前回プーリー抜き取りに「ベアリングプーラ」でチャレンジしたが、その後「ピットマンプーラー」という強力な工具があることを知り、入手してあったので今回はそれを使用した。
但し爪のサイズが合わないので追加工は必要だった。
・オリジナルのままでは厚すぎて溝に掛からない。
・グラインダーで削ったところ。
取り外し作業中の写真は撮り損ねた。
<問題の場所>
前回作業後、少し滲みがあったのでシール剤を塗り増しておいたがそういった次元の問題ではなかった。
<Oリング交換>
今回は適正サイズのものを準備して作業を進めた。
組み込む前に、目視並びに逆向き仮組みによる「絞め代」の確認を入念に実施した。
実はこの蓋の後ろにバネがあるため普通に組付けたのでは感触による判断ができないのだ。
前回はたったこれだけの作業を惜しんだために・・・・・!
(今に思えば”魔が差した”としか言いようが無い)
今回は自戒を込めて「念のためのシール」などは行わなかった。
この後、作業段取りのために取り外した部品、配管を組上げてオイル、水を注入して完成。
今回はコンデンサーは外してないので冷媒充填作業は不要であった。
以上。