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ATリンケージ修理(2022/4/23) [変速機]

前回のATF交換の際に暫定処置で済ませていた漏れ対策が不十分なので、漏れ部位特定と対策を実施した。
その際もっと深刻な不具合を発見したので、その対策を含めて記録する。

1,暫定処置
前回は「リークストップ」なるスプレーを吹き付けて誤魔化しておいたが、案の定効果は無かった。
1 8IMG_7387.JPG

2,漏れ部特定と新たな不具合発見
その後、策を駆使して発生元を突き止めた結果、写真の黄色部が最大の漏れ部であることが分かった。
と同時に緑矢印部のブッシュが欠損してガタガタであることを発見。
2_7508.JPG

部品カタログで確認すると赤丸枠で示す部位である。
3 20220424155219.jpg

更にサービスマニュアルで確認すると、スロットル開度を伝達するリンケージなので、ここにガタがあるという事は致命的不具合という事になる。
思い起こせば、アクセルを踏んでも期待するシフトダウンをしなかった原因が此処にあったのかと腑に落ちた。(昔のATはこんなものかと諦めて、これ迄はマニュアルで操作していた。)
まさかこんなところに原因があったとは・・・。
エンジンの負荷は回転数と吸入負圧で検知するという、なまじの知識が邪魔をした結果になった次第。
冷静に考えれば、この車は機械式燃料噴射なので、スロットル開度を直接伝えた方がシフトスケジュール制御には合理的であるが、このようなリンクが在ること自体が全くの想定外であった。(ちなみに吸入負圧の信号通路は確認済みだった。)
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3,対策
サービスパーツリストによると、補修部品の設定はあるようだが、取り寄せの手間暇も面倒なので、漏れ部は手持ちのОリングで対策し、リンク用ブッシュはバイク用燃料ホースで代用品を作成して対策した。
完成形は下の写真の矢印部分で示す。
9 IMG_7537.JPG

リンクのガタ発生部位状況、ならびに代用品装着状況は以下の通りである。
6 IMG_7527.JPG
7 IMG_7528.JPG
8 IMG_7530.JPG

なお、改善効果を実感するのは、次回のゴルフ行まで楽しみに待つことにしたい。

以上。

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